新潟県上越地域の交通を担う3社が21日、観光誘客や乗り継ぎの利便性の向上などに向けた連携協定を締結した。
3社は、第三セクター・えちごトキめき鉄道(平井隆志社長)、バスを運行する頸城自動車(山田知治社長)、小木(佐渡市)―直江津(上越市)航路をもつ佐渡汽船(尾渡英生社長)。
3社長は同日、協定書に署名し、そろって記者会見した。平井社長は「自治体とも連携して佐渡金山をPRしながら、上越地域の発展に努めたい」と語り、山田社長は「直江津港や直江津駅、上越妙高駅へのアクセス改善に努めていきたい」。尾渡社長は「上越、佐渡、新潟県に多くの方に来ていただき、地域内で多くの人々の交流が起こるような活動に取り組む」と述べた。
3社は昨年9月に「連絡会議」を設置して協議を進め、小木港発着で妙高高原などを回るツアーを販売したり、寺院や神社の「御朱印」にならった「鉄印・御船印」の企画を立案したりしてきた。